むーちゃん(以下M)「ショルダーストラップとカメラストラップって違うんですか?」
ケンケン(以下K)「カメラストラップというのは、カメラに取り付けて使う落下防止のストラップの事だけど、肩や首から提げて使う帯紐タイプのものをショルダーストラップと言うのじゃよ」
M「なるほどそうなんですね。他にも種類があるんですか?」
K「昔のガラケーのハンドストラップのように、片方の手首に通して使うタイプもあるのじゃ」
M「あ、それは前のコンパクトカメラに付いていたタイプだ」
ショルダーストラップの取り付け方は間違っていないか?
K「両方とも、何十年も変わらない物だけど、今でも間違ったストラップの取り付け方をしている人を多く見かけるのじゃよ」
M「落下防止以外に、海外ではひったくり防止に役立っていると聞いたことがあります」
K「それ以外にも、以外と知られていない裏技があるんだけど、ストラップは安定した撮影のために立派な役割を果たしているのじゃよ」
M「え、そんな良い話は是非教えて欲しいです……」
K「むーちゃんは、撮影中ショルダーストラップはどうしてる?」
M「ええ?そう言われると……どうしてるだろう……どうもしてない気がします」
撮影中、カメラストラップは手首に2周巻き付ける
K「撮影中の基本は手首に巻き付けて、不意に手からカメラが離れても落とさないようにするのじゃ」
M「手首にどうやって巻き付けるの?」
K「まず最初のスタイルは、ストラップをシャッターを押す右手首に通して、手首から手の甲にかけて2周ほど巻き付けるんじゃよ。これが基本撮影スタイルじゃな」
M「えーと、こうやって、こうですか?」
K「そうじゃ、構えたとき右手とカメラが一体化して安定性が増すだろう?」
M「あーーー本当だ、これはいいですね(笑)」
カメラストラップを肘にかけて撮影
K「2つめのスタイルは、今度はストラップを肘にかけて手首まで引っ張りながら撮影するのじゃ」
M「なんだか、船乗りが手首と肘でロープをぐるぐる束ねていく感じに似ていますね」
K「そうじゃな、それで手首から肘までの長さを1フィート(約30cm)と定めたんじゃな。けど、そんな事はどうでもよいな……(笑)」
M「そうなんですね(笑)」
カメラを首にかけたまま前にならえ
K「3つ目のスタイルは、首からカメラを提げたまま、カメラを持った両手を顔の前に突き出して撮るのじゃ」
M「このやり方は三脚なしで手ブレを防ぐ方法 でも教えてもらいましたね。こんな感じ?」
K「そうそう、ストラップを目の前でピンと張るのじゃ」
M「これはライブビューで撮るのに良いですね~」
カメラストラップが長いと不便
K「そうじゃろう?(笑)それから、ストラップの長さは短めがお勧めじゃな」
M「ストラップが短いと何か良いことあるの?」
K「たくさんあるんじゃよ。ケンケンは真ん中までの長さを40センチに調整してるよ。ちょうどカメラのグリップを握ってシャッターに指を描けた状態から肘までの長さじゃよ」
M「そうしたら、2つめの撮影スタイルの、ストラップを肘にかけて手首まで引っ張りながら撮影するのにちょうど良い長さですね」
K「この位短くしておくと、カメラを肩に掛けて急いで移動しても大きくスイングしないし、常時肘でカメラを押さえることもできるのじゃよ」
M「なるほど良いですね」
K「首から下げて走ってもほとんどスイングしないし、階段や斜面を歩くときなども全然邪魔にならないよ」
M「ストラップを長くしてカメラがスイングすると、カメラをぶつける危険がありますね」
K「そのとおりじゃな、三脚にカメラを取り付けた時もストラップが長くて良いことは聞いたことがないな」
M「私ももう少し調整して短くしてみます……」
ケンケン直伝!上達のためのアドバイス
- ショルダーストラップの取り付け方が間違っていると、カメラ落下の危険あり。
- ストラップは撮影中手首に2周巻き付けて、不意のカメラの落下を防ぐ。
- 撮影中、ストラップを肘にかけてカメラを安定させる。
- 首からカメラを提げたまま、両手を前に突き出してストラップを張って手ぶれ防止。
- カメラストラップは長くすると、移動中カメラがスイングして不便。
- 投稿タグ
- カメラストラップ, ショルダーストラップ, ストラップ, デジカメ