むーちゃん(以下M)「この前友達に頼まれて文化祭の演劇を撮影していたんですけど、実際友達が出演したのは最後の方で……直前にバッテリーが切れてしまったんです」
ケンケン(以下K)「それは残念じゃな。結局撮れなかったの?」
M「はい、ダメでした……バッテリーが切れても、せめてあと1枚とか撮れないんでしょうか?」
K「数枚くらいならなんとかなるかもしれないのじゃ」
M「え?本当?そのマジックを教えて!」
K「簡単じゃよ。バッテリーが残りわずかな事に気づいたら、まずカメラの電源を切るのじゃ」
M「ちょっと待って!メモメモ」
バッテリーが切れた時の裏技
- カメラの電源を切る。
- バッテリーをカメラ本体から取り出す。
- バッテリーをポケットに入れる。
- バッテリーを暖めながら、しばらく休ませる。
- 再度撮影の直前に、暖めたバッテリーをカメラ本体に入れる。
- 一枚でも多く撮りたければ、ストロボは使わない。
- 極力、ライブビュー(液晶モニター)を使わずにファインダーで撮影。
K「こんな感じでやれば、数枚は撮れるじゃろう」
M「すごーーーーい!手品みたいですね」
K「バッテリーというのは常温(20℃~30℃)使用が前提で、特に寒い場所でカメラを使っていると充電量が1/10に低下してしまうこともあるのじゃ」
M「それで暖めるのですね。まるで卵を孵化させるみたいですね」
K「寒い場所でなくても、暖めながらしばらく休ませると、少しだけど復活してくれる場合が多いのじゃよ」
M「ストロボとライブビューはなぜ使ってはダメなんですか?」
K「電池を多く食うからじゃよ、シャッターや電動ズームはOFFにしようが無いので仕方ないが、節電できるところは使わないようにするほど撮れる枚数が稼げるのじゃ」
M「それは良いことを教えてくれてありがとう!」
充電した予備のバッテリーを用意しておく
K「このやり方は、あくまで非常手段なのじゃぞ。ちゃんと充電した予備のバッテリーを用意しておくのが正しいやり方なのじゃ」
M「私予備のバッテリーを持ってないんですけど……」
K「だったら、撮影中はマメに電源を切るようにするのじゃ。もし、バッテリー残量が少ない事に気づいたらその時点で電源を切るようにするのじゃぞ」
M「はあい!その時はバッテリー出して暖めなくても良いの?」
K「カメラにいれたまま電源を切って休ませておくのが良いじゃろう」
M「そうか、その間私も休憩出来ますね(笑)」
ケンケン直伝!上達のためのアドバイス
- 今回のテクニックはあくまで非常手段。
- この方法で100%確実に撮れる保証は無い。
- 充電した予備のバッテリーを用意しておくのが正しいやり方。
- バッテリー残量が少ない事に気づいたら、その時点で電源を切って休める。
- ついでに自分も休む。