写真を撮っちゃおう

ここは撮影禁止

なら携帯で

撮ってはダメだって

 

ケンケン(以下K)「むーちゃんは驚くかもしれないけど、日本では法律で撮影してはいけない所は無いんだよ

むーちゃん(以下M)「えーそうなんですか?そういえば外国に行った友達から、向こうでは駅や空港とか撮影禁止にされている場所がいっぱいあるって聞いた事があります」

K「それだけ日本では表現の自由が大切にされているんだね

M「でもでもケンケン、どうしてさっきは警備のおじさんに撮影してはダメだと叱られたんですか?スマホでの撮影もダメって言われました」

あっちもこっちも撮影禁止!

K「先ほどの話と矛盾するけど、法律でなくても「撮影禁止」とされている所は周りにたくさんあるんだよ。それから撮影禁止にカメラの種類は関係ないよ。携帯電話のカメラでもトイカメラでも撮影はダメだからね」

M「たとえば、どんなところ?」

K「美術館・博物館・病院・劇場・自動車運転免許試験場・税関・出入国管理とか……まだまだあるな……

M「えーちょっと!そんなにあるのですか?」

K「もっと身近な所で言えば、むーちゃんの家の近くのスーパーやデパートやモールも撮影禁止となっていないかい?」

M「なんだ……それじゃ、全部の建物で写真撮ちゃダメだって言う事ですか?」

K「まあ、それに近いかな……禁止の理由は、保安のためとか、他のお客さんの迷惑になるからとかいろいろ言われてるね

M「そんなの頭にきませんか?撮る側にも表現の自由があるのに……」

表現の自由

K「でもむーちゃん、良く考えてごらん。むーちゃんが家から1歩外に出たら、そこはすべて誰かの所有地になるんだよ

M「そう言われれば、いつも駅まで歩く道も、お弁当を食べる公園も、買い物をするモールも、自転車置き場も、教室も運動場もみんな私の土地じゃないなぁ……」

K「そのとおりだね。家の外で写真を撮るという事は、全て誰かの所有地で撮影させてもらう事になるんだよ

M「へぇー!言われるまで全然気にしてませんでした」

K撮影したい場所を管理している人から、撮影をしないでくださいと言われれば、撮影マナーとして守るべきだよね

撮影禁止でもあきらめないで

M「言われてみれば当然の事ですね。でもでも、どうしても写真が撮りたい時はどうしたらいいの?」

K「撮影は法律で禁じられているわけではないので、土地の所有者や施設の管理者が撮影を許可してくれれば撮影できるよ」

M「じゃああの時、警備のおじさんにお願いすれば良かったのか……」

K「その時お願いするのではなく、事前に「撮影許可」というものをとればいいんだよ

M「ケンケン、撮影許可欲しいです!」

K「むーちゃんがもっと写真が上手に撮れる様になったら、撮影許可のとり方を教えてあげるよ。だって撮影許可おりたのに写真撮れてなかったら恥ずかしいでしょう?」

M「えーそんな……でも、まぁ……」

ケンケン直伝!上達のためのアドバイス

  • 日本では法律で撮影してはいけない所は無い。
  • 撮影禁止は携帯カメラでもNG。
  • 家から1歩外に出たら、そこはすべて他人の所有地。
  • 撮影は管理者の指示に従う。
  • 撮影禁止でも、撮影したければあきらめずに「撮影許可」を申請してみよう。